7/5(tue) 東フィル定期演奏会を聴きに行った


サントリーホールで、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会をカミさんと聴いてきました。

指揮は大植英次さん、ピアノに小曽根真さん。

曲は小倉朗の管弦楽のための舞踊組曲、モーツァルトのピアノ協奏曲第27番K.595、小曽根さんのアンコールでワルツ・フォー・デビー、ブラームスの交響曲第1番という、けっこうなんでもありの感じ。

モーツァルトでの小曽根さん、スゲエコードやぶち込みフレーズに期待して・・・
ところが3楽章のカデンツァはいつもの小曽根節満載のアドリブだったものの、それ以外は随分モーツァルトしててちょっと残念。
まぁモーツァルトの作品だから当たり前なのだが・・
でも、この曲は今日初公開なので、これからもっと自由度が増すかも知れないです。随所に弦のトップだけ弾いて「ピアノ五重奏」状態にするなど、オケとの緻密なやりとりもありました。

アンコールにワルツ・フォー・デビーというのも嬉しいです。直後の休憩時間ロビーのあちこちで絶賛するような会話が聞きとれました。

ブラームスは重厚。大植さんは特に弦楽器に対して表情豊かに指揮して、リズムもフレーズも緩急自在だった。ただ、プルトの前の方と後ろの方の温度差がどうも気になった。前の方は大植さんと一体になって熱い音を出していたので。。。

小曽根さんも大植さんもひとつの演奏会の作り方がとても上手いです。
演奏ももちろん良いが、ステージさばきがカッコよくて、見ていて気持ちがいいです。
こういうところは見習っていきたいすね。




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